SSブログ
-| 2019年11月 |2019年12月 ブログトップ

救急車で救急搬送 [救急車で搬送]

今日は、救急車が到着してから病院に搬送されるまでです。


横になったまま、どうにかこうにか洋服を着てから、母が119番通報をしました。
救急車は数分で到着したので、洋服を着てからの通報は正解です。

救急隊員は、まず歩けるかどうかの確認をし、私が歩けないと知るとすぐさま担架を持ってきました。
担架に乗る時は自分では動かず、救急隊員に任せます。
腕の位置などを指示してくれるので、その指示に従いました。

救急車に乗せられると、まず、事の顛末を尋ねられたので、「くも膜下出血は突然やってくる」で書いた一通りのことを説明しました。
救急隊員は「殴られたような感じの痛み」かということを強調して尋ねてきました。しかし、私が感じた痛みは実際そうではありません。説明しましたが、イマイチ理解してもらえませんでした。でも、普段とは違う激しい頭痛であることは確かだったので、最終的には「そうです」と答えてしまいました。
そうすると、救急隊員は納得したようで、今度は持病飲んでいる薬のことを尋ねてきました。
この当時、私が飲んでいたのは以下の6種類です。

・ザクラス配合錠 (血圧の薬)
・シムビコート  (喘息の薬)
・桂枝茯苓丸   (婦人科の薬)
・ズファジラン  (婦人科の薬)
・芍薬甘草湯   (鎮痛剤)
・ボルタレン   (鎮痛剤)


私は全て覚えていたので、これらの薬を全て伝えましたが、おくすり手帳を持っている方は持参した方がいいと思います。病院でも、持病や飲んでいる薬は訊かれるので、持っていた方が便利です。
それと、必ず「保険証ありますか」と尋ねられるので、保険証とおくすり手帳は救急車を呼ぶ前に用意しておきましょう。


それらの確認が終わると、今度は掛かり付けの病院を訊かれます。
私の掛かり付けは個人病院だったので、当然入院施設もなければ、夜間診療もやっていません。なので、今までにかかったことのある大学病院の名前を上げました。
一つは、肩を脱臼した時にかかった病院。(以降、これをT病院と明記します)
もう一つは、婦人科でかかった病院。(以降、これをTJ病院と明記します)
どちらも10年以上前に数回診療しただけなので、掛かり付けとはいえません。

救急隊員は、まず、市内にあるT病院に連絡をして、私が10年以上前にT病院とTJ病院どちらにもかかったことがあると告げるとTJ病院で対応してもらえないか確認して欲しいと言われ、電話を切りました。
今度は、隣の市にあるTJ病院に連絡すると、T病院で対応して欲しいと言われ、また電話を切りました。
もう一度、T病院に電話をかけ直し、結局、T病院に搬送されることが決まりました。

こういったやり取りがあり、救急車が到着してから発車するまでに20分くらいはかかったと思います。
その間も頭痛と吐き気は全く収まっていないので、リバース時に備えて救急隊員にビニール袋を貰いました。
そして、出発です。
因みに、救急車って「具合が悪い人が乗る車なのに、何でこんなに揺れるんだろう…」って思うくらいに揺れます。怪我人が乗ったら、超痛いと思います。私は、超気持ち悪かったです。

自宅からT病院までは、約20分程で到着しました。
救急搬送用の入り口から担架に乗せられたまま運ばれ、中でベッドに降ろされました。


この時は確認出来なかったんですが、救急隊員の方って降ろしてすぐ終わりじゃないんですよね…。
以前に、肩を脱臼した時も搬送されたんですが、その時はレントゲンを撮って先生のOKが出てから帰ってました。もし、その病院で治療出来ない場合は次の病院へ搬送しなければならないから、OKが出るまで待ってるんですね。
本当に大変なお仕事だと思います。



以上が救急搬送された時のお話でした。
次回は、病院に到着後の検査についてです。CT検査とMRI検査のお話です。




脳卒中・脳梗塞ランキング

にほんブログ村 病気ブログ くも膜下出血へ
にほんブログ村



共通テーマ:健康

くも膜下出血は突然やってくる [くも膜下出血発症]

2019年8月19日の20時頃、お風呂に入っていたところ、お腹がキリキリと痛み出し「これは下ったかな…」と思いながら、お風呂から上がり、そのまま裸でトイレへと駆け込みました。
案の定、下痢。出した瞬間、ズキン…と無意識に頭を抱えてしまう程の頭痛に襲われました。

くも膜下出血というと、よく頭を殴られたような痛みと言いますが、正直、殴られたような感じの痛みではなかったです。

最初の痛みを感じてすぐに、頭を何かで覆われるような感覚に襲われ、耳も聞こえ難くなりました。どう表現していいか難しいところですが、頭の中が液体で満たされていくような感じとか脳に膜が張られていくような感じというか…
ともかく、初めて感じる妙な感覚でした。
耳の感覚は、車で山を昇り降りした時や飛行機に乗った時に「あー、耳が変」と感じるものが一番近いかもしれません。

頭痛と共に暫くその感覚が続き、「これ、ダメなやつ?早く、ここから出ないと…」と不安に襲われながらトイレを済ませ、急いで扉を開けた時には既に歩けなくなっていました。
近くにあったバスタオルを掴み、そのまま倒れこむと、もう大きな声も出ませんでした。
必死に「誰か来て…」と家族を呼びましたが、居間ではテレビもついていて誰も気付きません。唯一、母が2階にいて、降りて来た時に見つけて貰えました。
母は驚いていました。
そりゃ、そうですよね。裸でトイレの前に倒れているんですから…(^_^;)
頭痛とその妙な感覚を説明している間に吐き気にも襲われ、目の前に置いてあった洗面器にリバース。
洗面器あって良かった。洗面器を買い替えたところで、古いのをお風呂の外にそのまま置いてあったのですが、そのお蔭で床を汚さないで済みました。

うちは、お風呂とトイレが隣り合っているので、このままだと誰もお風呂やトイレに入れません。とりあえず、玄関まで這って行きました。
頭痛も吐き気も収まらないので、今度はキウイのバケツ(たまに、小さいバケツに入れて売ってます)を用意してもらい、暫く様子を見ることにしました。
因みに、トイレから出た時には、あの妙な感覚は既にありませんでした。


それから2時間経ち、22時になっても頭痛と吐き気は収まらず、更にもう一度リバースしたので、救急車を呼ぶことにしました。しかし、このまま呼ぶ訳にはいきません。バスタオルを体にかけているとはいえ、裸のままでしたから…(^_^;)
着替えを持ってきて貰い、横になったまま洋服を着てから119番通報です。


今回、くも膜下出血は突然やってくるという題ですが、実は突然ではありませんでした。よくよく振り返ってみると、前兆があったのです。

一つは強い頭痛です。
私は片頭痛があるので、いつもよりも強い頭痛があるな…くらいにしか思いませんでした。強い頭痛といっても、ズキンズキンと数回あるだけで直ぐに治まったし、1か月の間に1~2回ある程度でしたから。

もう一つは高血圧です。
私は血圧の薬も服薬しているのですが、それにもかかわらず、時たま血圧が高い時がありました。
普段は、上が130前後なのですが、150前後になる時があったんです。


前兆と言っても、あくまで後になって思うと…という言葉が付きますので、その時になってみないとわからないかもしれません。それに、全ての人に前兆があるという訳ではないかもしれません。でも、もし、普段より強い頭痛があったり、たまに血圧が高かったりする場合は、掛かり付けの医師に相談してみるのもいいと思います。
もしかしたら、脳動脈瘤があるかもしれません。
くも膜下出血の多くは、その脳動脈瘤が破裂することで起きるそうです。

stroke-subarachnoid-hemorrhage-cerebral-hemorrhage-cerebral-infarction.png

※画像はフリー素材



くも膜下出血についてわかり易く説明しているサイトがあったので、下記に載せておきます。興味のある方は覗いてみて下さい。

Medical Note




脳卒中・脳梗塞ランキング

にほんブログ村 病気ブログ くも膜下出血へ
にほんブログ村



共通テーマ:健康

初めに [初めに]

このブログは、2019年8月19日に、くも膜下出血を発症した自身の記録です。

当時は日々を普通に覚えていたのですが、退院後は不思議と記憶が曖昧になっていました。家族との記憶が食い違ったり、家族に言われて初めて「そういえば…」と思い出したり…。
退院から3か月弱、体力も多少は回復したので、これ以上忘れてしまう前に当時のことを書き留めておこうと思います。

それと、もう一つ。
こういう病は、無事に退院出来た後も不安になることがあります。私自身、くも膜下出血の情報をネットで探したり、発症した方の体験記を探したりしました。
同じ境遇になったら、誰でもきっと不安になるだろうな…何かの役に立てればな…と思ったのが、このブログ公開のきっかけです。

思い出せないことも多くあり、本当に役立つかどうかはわかりませんが、少しでも同じ境遇の誰かの心の支えになればと思います。



脳卒中・脳梗塞ランキング

にほんブログ村 病気ブログ くも膜下出血へ
にほんブログ村



共通テーマ:健康

-|2019年11月 |2019年12月 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。