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くも膜下出血は突然やってくる [くも膜下出血発症]

2019年8月19日の20時頃、お風呂に入っていたところ、お腹がキリキリと痛み出し「これは下ったかな…」と思いながら、お風呂から上がり、そのまま裸でトイレへと駆け込みました。
案の定、下痢。出した瞬間、ズキン…と無意識に頭を抱えてしまう程の頭痛に襲われました。

くも膜下出血というと、よく頭を殴られたような痛みと言いますが、正直、殴られたような感じの痛みではなかったです。

最初の痛みを感じてすぐに、頭を何かで覆われるような感覚に襲われ、耳も聞こえ難くなりました。どう表現していいか難しいところですが、頭の中が液体で満たされていくような感じとか脳に膜が張られていくような感じというか…
ともかく、初めて感じる妙な感覚でした。
耳の感覚は、車で山を昇り降りした時や飛行機に乗った時に「あー、耳が変」と感じるものが一番近いかもしれません。

頭痛と共に暫くその感覚が続き、「これ、ダメなやつ?早く、ここから出ないと…」と不安に襲われながらトイレを済ませ、急いで扉を開けた時には既に歩けなくなっていました。
近くにあったバスタオルを掴み、そのまま倒れこむと、もう大きな声も出ませんでした。
必死に「誰か来て…」と家族を呼びましたが、居間ではテレビもついていて誰も気付きません。唯一、母が2階にいて、降りて来た時に見つけて貰えました。
母は驚いていました。
そりゃ、そうですよね。裸でトイレの前に倒れているんですから…(^_^;)
頭痛とその妙な感覚を説明している間に吐き気にも襲われ、目の前に置いてあった洗面器にリバース。
洗面器あって良かった。洗面器を買い替えたところで、古いのをお風呂の外にそのまま置いてあったのですが、そのお蔭で床を汚さないで済みました。

うちは、お風呂とトイレが隣り合っているので、このままだと誰もお風呂やトイレに入れません。とりあえず、玄関まで這って行きました。
頭痛も吐き気も収まらないので、今度はキウイのバケツ(たまに、小さいバケツに入れて売ってます)を用意してもらい、暫く様子を見ることにしました。
因みに、トイレから出た時には、あの妙な感覚は既にありませんでした。


それから2時間経ち、22時になっても頭痛と吐き気は収まらず、更にもう一度リバースしたので、救急車を呼ぶことにしました。しかし、このまま呼ぶ訳にはいきません。バスタオルを体にかけているとはいえ、裸のままでしたから…(^_^;)
着替えを持ってきて貰い、横になったまま洋服を着てから119番通報です。


今回、くも膜下出血は突然やってくるという題ですが、実は突然ではありませんでした。よくよく振り返ってみると、前兆があったのです。

一つは強い頭痛です。
私は片頭痛があるので、いつもよりも強い頭痛があるな…くらいにしか思いませんでした。強い頭痛といっても、ズキンズキンと数回あるだけで直ぐに治まったし、1か月の間に1~2回ある程度でしたから。

もう一つは高血圧です。
私は血圧の薬も服薬しているのですが、それにもかかわらず、時たま血圧が高い時がありました。
普段は、上が130前後なのですが、150前後になる時があったんです。


前兆と言っても、あくまで後になって思うと…という言葉が付きますので、その時になってみないとわからないかもしれません。それに、全ての人に前兆があるという訳ではないかもしれません。でも、もし、普段より強い頭痛があったり、たまに血圧が高かったりする場合は、掛かり付けの医師に相談してみるのもいいと思います。
もしかしたら、脳動脈瘤があるかもしれません。
くも膜下出血の多くは、その脳動脈瘤が破裂することで起きるそうです。

stroke-subarachnoid-hemorrhage-cerebral-hemorrhage-cerebral-infarction.png

※画像はフリー素材



くも膜下出血についてわかり易く説明しているサイトがあったので、下記に載せておきます。興味のある方は覗いてみて下さい。

Medical Note




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