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血管造影剤検査 [CT検査・MRI検査]

入院中、CTとMRIが交互にあったのですが、造影剤検査があったのはMRIの時だったと記憶しています。
入院当時は、検査項目にCT若しくはMRIとしか書かれていなかったので、よくわからなかったのですが、後日、私が受けていたのは血管造影剤検査だったことがわかりました。
どうしてわかったかというと、退院してから1年後にCT室で造影剤検査を受けたのですが、入院当時の記憶が曖昧で質問にハッキリ答えられなかった為、検査前に当時の記録を確認してくれたことで、血管造影剤検査だったことが判明したのです。
手術後、造影剤検査は何度か行っている筈なのですが、その時の記憶はとても曖昧です。
何度やったのか、何時やったのかもはっきり覚えていません。しかし、ベッド移動だったので、おそらくSCUに移る直前にやった検査だと思うのですが、カテーテルを使った造影剤検査のことを書きたいと思います。

検査がある日の朝は、看護師さんが頭上にあるフックに検査名が書かれた札を下げに来ます。それによって、今日は検査があるかないかがわかるようになっていました。
その日は、MRIの札を下げて「今日は、MRI検査があります」と声をかけて行きました。
body-woman-1.png時間になると、看護師さんが2人やって来て「検査の前に、ちょっと、毛を剃りますね」と言いました。何処の毛だかはすぐにわかりました。ピンク色で示した部分です。
看護師さんが両脇に並び、T字帯を外すと、毛を剃り始めました。あっという間に終わりましたが、この時は、何でこんな所を剃るのだろうと思っていました。



検査室に行くと、甚平の下は脱がされてT字帯のみになりました。
最初の時のように、頭はがっちり固定され、右の太腿に麻酔を打たれたのですが、これがなかなか痛かったです。
もう、おわかりだと思いますが、カテーテルは右側の剃った部分から挿入されました。

ct-mri.png
上の画像を見比べて頂けるとわかりますが、CTの時は頭部だけを入れたのに対し、MRIの時は頭部からかなり下の方までが覆われて、起き上がれない状態でした。
視線を腰の辺りに移すと、カテーテルを挿入する先生の手が見えました。
痛みや入れられているという感覚は全くありませんでした。ただ、結構大きく手を動かしていたので、「ああ、入れているのだな…」とわかったのです。

先生が横にいる間は不安も全く感じなかったのですが、離れて1人になってからは一気に不安が増しました。
「CT検査・MRI検査」の時にも書きましたが、造影剤が入れられる瞬間に、ぶわっと何かが見えるのです。具体的な映像ではなく、抽象的なものなのですが、私はこれを天使と悪魔と感じました。
その映像を見る度に、どんどん不安が増していきました。
心臓がドキドキして、呼吸が苦しくなり、「もう、ダメかも…」と思った時に検査が終了しました。
先生や看護師さんが近寄って来て、異常がないか確認された時に「苦し…」と言ったら、すぐに酸素マスクをされました。
その間に、先生がカテーテルを外し、その場所を暫く強く抑えていました。それが結構痛くて、抑えている時間が長い分、麻酔の時より痛かったかもしれません。
時間にして5分程だったと思います。
その間に呼も整ってきたので、酸素マスクを外して病室に戻りました。

入院中の記憶は、当時ははっきりと覚えていた筈なのですが、退院後、時間が経つにつれてどんどん薄れていきます。
ここに書き留めたとこも、もしかしたら1回の検査ではなく、何回かあった検査がごちゃ混ぜになっている可能性もあります。記憶違いもあるかもしれません。でも、覚えていることを書いておこうと思ったので、この血管造影剤検査を書いてみました。


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CT検査・MRI検査 [CT検査・MRI検査]

病院の中に入ると、エアコンが効きすぎる程に効きすぎていて、とても寒く感じました。すると、すぐにトイレに行きたくなり、検査前にトイレに寄って貰いました。
歩けないので、当然車いすでの移動です。車いす用のトイレで用を足してからCT検査室に入りました。
検査台に乗るように促されましたが、この時、また吐き気が…。
「気持ち悪…ちょっと待っ…」と言った途端に、今日3度目のリバース。
救急隊員に貰ったビニール袋を持っていて良かった。その場で何度か吐いて、落ち着いてから検査台に乗りました。

検査台に寝ると、頭の微調整をされて「そのまま動かないで下さい」と言われました。
検査台が動くので、特に何もすることもありませんし、痛み等も全くありません。ほんの数分で、すぐに終わります。

検査終了後に私が起き上がろうとすると、ベッドへの移動はこちらでやるから起き上がらないでと言われました。
検査前に吐いたからかな…と思いながら、そのままじっとしていると、検査台と背中の間に板のようなものを入れられ、数人掛かりで検査台からベッドへと移されました。
次はMRI検査室に移動だと言われましたが、室内が非常に冷えていた所為もあり、私はまたトイレに行きたくなっていました。
MRI検査がどのくらいの時間かかるのかは知りませんでしたが、検査が終わるまで持ちそうになかったので「さっき行ったんですけど、もう1回トイレいいですか?」と私が効くと「じゃぁ、入れちゃおう」という声と共に、私は身ぐるみはがされてしまいました。
その脱がし方の早いこと…さすがプロ。そして、その「入れちゃおう」の意味はすぐに分かりました。尿道カテーテルです。
尿道カテーテルを入れられ、院内で着るレンタル用の服に、あっという間に着替えさせられてしまいました。
尿道カテーテルを入れられると、当然ながら尿意はなくなりました。

ベッドに横になったままMRI検査室に運ばれ、CT検査後の時と同様に、横になったままの状態で検査台の上に寝かされました。
「これから造影剤を使います。これは、血管を見やすくする為の薬です」と言われましたが、これは私もテレビで見たことがあったので知っていました。
しかし、その後が初耳。「造影剤の使用には同意が必要です」と言われ、殆ど覚えてはいないんですが、「これ、同意しちゃいけないんじゃ…」と思わせる程、ありとあらゆる重篤な副作用を上げられました。唯一覚えているのが腎不全。怖いよ…。
あまりの副作用の酷さに、私が「え~?え~?」って言いながら同意しないでいると、「もう、やらなきゃならないとこまで来てるからね」という声が聞こえ、私は「ああ、はい」と同意しました。というか、そう言われたら、同意するしかないですよね…。

同意すると、すぐさま両脇から先生が寄って来て、左肘の内側(よく採血する場所)と右手首に管の付いた針を刺されました。
右手首は1度失敗し、先生は「ごめんね~」と言いながらやり直しましたが、後で真っ青になっていました。
そして、CTの時とは違い、頭は両サイド器具のようなもので挟まれ、がっちりバンドで固定。胸の辺りもバンドで固定されました。
CTの時とは違い、不安が募ります。
MRIの中に入ると、見えるのは先生の腰の辺りだけ。狭い所が苦手な人は、かなりストレスを感じると思います。
よく見えないから、はっきりとは言えませんが、近くに人の気配を感じないことから、撮影中は皆別室でモニターを見てるんじゃないかと思います。説明等はスピーカーから声が聞こえてきました。
造影剤を入れる時は「これから造影剤を入れます。体がカッと暑くなるような感じがすると思いますが、異常ではありません」と言われましたが、本当に何度かそうなりました。
びっくりしたのは、局部がカッとなった時です。いや~初体験。
後で友人に話したら「私は、漏らしたように感じたよ」って言ってました。そういえば、そんな感じもしないでもないかな…。
あと、私が感じたのは、目の前がフラッシュをたかれたような感じで、ブワっと何か見えることです。体がカッとする度にブワっと何かの映像が見える。具体的な画像ではないんですすが、イメージ的に天使と悪魔を想像しました。

私は、ひたすらじっとしているだけでしたが、検査が終わるとまた横になったままベッドへと移動されました。
そして、「明日、午後7時に手術するから、今夜はゆっくり休んでね」と先生に言われ、「はい」と返事をしましたが、その直後「え?何の手術?」と頭が??に。そう、私はこの時、病名を全く聴かされてなかったのです。
でも、それは先生が言い忘れていた訳ではありませんでした。
後で母から聞いた話なのですが、「病名を言うと不安になるだろうから、今は言わない」と先生がおっしゃっていたそうです。
結局、私が病名を知ったのは翌朝のことでした。

ベッドに寝ていると、正直、何処をどう通ったのか全くわからないのですが、いつの間にか病室に辿り着いていました。すると、すぐに母が来て「明日、5時以降に来てくれって言われてるから、5時過ぎてから来るね」と言って帰りました。
母が家に帰った時には、既に午前3時を回っていたそうです。
検査中は時間の感覚があまりなかったのですが、入院が8月20日からとなっていたので、手続きが終了した時には、既に日付が変わっていたんですね。

私が院内に入った後、母は待合室に通されたと言っていましたが、こちらでも大変な作業があったそうです。
それは、同意書。CT撮影の後、母はCT画像を見せられ、くも膜下出血だと説明を受けていたそうです。手術方法が2つあり、そのうちの一つでクリッピングという手術方法を使うと言われ、もし納得出来なければ別の病院へ移っても構わないとも言われたそうです。しかし、非常に危険な状態なので、移動した場合、移動中に死ぬかもしれないとも言われ、もう同意する以外の道は考えられなかったと言っていました。
同意した後は、何枚もの書類を持ってこられ、もう、何が何だかわからないけど、とにかく全てにサインをしたと言っていました。
今でも、何の書類だったかはわからないそうです。
手術をするには、それ程たくさんの同意書が必要だということですね。


次は、手術について話したいと思います。




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