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9/1~9/12の退院まで滞在した個室 [病室]

私がいたT病院のSCUでは、看護師さん常駐の病室から出られるようになると、6人部屋か個室に移ることになっていました。
今回は、その時選んだ個室について書きたいと思います。

個室といっても、いろいろグレードがありました。一番高い部屋にはシャワー室までついていましたが、結構な額でしたので、とても入ろうとは思いませんでした。
どの部屋を希望するかと訊かれましたが、実際に病室を見学できる訳ではないので、値段とのにらめっこです。
私は、なるべく安い個室を選びましたが、それでも1日2万円弱かかりました。
ここには12日間滞在したので、差額ベッド代は約24万円ということになります。
高額療養費には該当しないので、当然、自費で支払いました。

その病室の間取りを紹介したいと思います。
個室間取り.jpg
正確な間取りではありませんが、大体の位置関係はわかると思います。
入り口からウナギの寝床のように奥に長い間取りになっており、入り口を入るとすぐ右にトイレがありました。
トイレは、ギリギリ車椅子が入るくらいの大きさですが、車椅子を入れると身動きがとり難いというくらいの広さでした。
トイレの裏側に洗面台と衣装棚がありました。
この棚は、この病室の備え付けのようで、退院した時に着る洋服や靴を入れておきました。
その先にベッドがあり、頭の上にはコンセントやら、医療用の電源やらがありました。
ベッドの隣には、看護師さん常駐の病室で使っていた棚をそのまま持って来て置きました。
この棚は、よく病室で見かけるテレビとかも置ける棚で、タオルやレンタルの着替え・薬等、すぐに使うものを置きました。
窓際には丸いテーブルとイスが2脚あったので、そのうちの1脚を洗面台の前に置いて、椅子に座ったまま歯磨きや顔を洗えるようにしました。

凄く広いという訳ではありませんでしたが、1人部屋としては充分な広さだと思います。
そして、差額ベッド代を払った甲斐もあり、12日間、静かで快適に過ごすことができました。
次は、この個室で過ごしていた時のことを書きたいと思います。


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SCUって、どんな病室? [病室]

SCUとは、Stroke Care Unitの略で、日本語では脳卒中集中治療室といいます。
言葉通り、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)を患った患者さんが治療を受ける病室です。

今日は、私が入院していたT病院のSCUについて書きたいと思います。
T病院では、中央にナースステーション・看護師さん常駐の病室・六人部屋等があり、それらを囲むように廊下が配置されていました。廊下の外側には、個室・風呂場・トイレ・談話室・食堂等が配置されており、SCUの中はぐるっと1週回れるようになっていました。
その他にも、関係者以外立ち入り禁止の部屋やカンファレンス室等の患者が入れない部屋がありましたが、その辺りは割愛させて頂きます。

ICUから移って来た患者は、まず、看護師さんが常駐する病室に運ばれ、1週間程様子を診てOKが出ると、6人部屋か個室に移れるということでした。
看護師さんが常駐する部屋は、6人程入れる病室で、患者さんと患者さんの間はカーテンで仕切られていました。ナースコールを押すと、すぐに看護師さんが来てくれます。
その部屋の隣に6人部屋があり、こちらもカーテンで仕切られる仕様になっています。OKが出ると入れるようになり、差額ベッド代はかかりません。
個室は差額ベッド代が発生します。
いくつかランクがあり、そのランクによって値段が違います。
希望しても必ず入れるものではなく、タイミングよく空きがあると入れます。なので、希望を出しておけば、空きが出た時に看護師さんが教えてくれます。
1番高い部屋は、トイレ・シャワー室完備という優れものでしたが、お…お値段が…( ̄д ̄)
私は、半分より下のランクの個室に入りましたが、それでも1日2万円弱かかりました。

ICUを出る前に、6人部屋と個室のどちらを希望するかと尋ねられたのですが、その時既に個室を選択しました。理由は、他の患者さんに迷惑をかけないようにするには、個室しかないと思ったからです。
どういうことかというと、私には子宮内膜症という持病があります。生理痛は子供の頃から酷かったのですが、この持病の所為で排卵時にも激しい腹痛を伴うようになりました。
その痛み方は、唸りながらのたうち回り、Tシャツがびっしょり濡れるくらいの汗が出る程で、10段階で言えば、これこそMAXの10と言える痛みでした。
1回の痛みは30分~60分程で収まるのですが、昼夜を問わず2時間置きにやってきて、それが1週間~10日程続きます。
もし、6人部屋になった場合、夜中に2時間おきに唸っていたら非常に迷惑ですよね。
そういった理由から、OKが出た後は個室に移りました。

私がいた個室は間口が狭く、ウナギの寝床のように奥に長い部屋でした。
入り口を入ってすぐ右側がトイレで、入り口もトイレのドアも引き戸でした。
部屋には洗面台とベッドと患者用の棚、窓際にはテーブルとイスが置かれていました。
今までと違ったのは、ナースコールのボタン。ICUと看護師さん常駐の部屋ではボタンだけのものでしたが、個室に入ってからはボタンだけのものと一緒にスピーカー付きのナースコールが置いてありました。
ナースコールを押すと、スピーカーから声がして「どうしました?」と尋ねられます。内容を言うと、それに対応してくれます。
このナースコールの違いも面白いな…と思いました。

談話室は、文字通り談話をする為の部屋ですが、主に6人部屋の方が使用していたのではないかと思います。
看護師さん常駐の部屋にいる患者さんは歩けない人が殆どで、トイレと検査以外に病室を離れる人はいませんでした。面会もベッドの所まで来ていたので、この部屋の患者さんが使用していたとは思えません。
個室は面会の他、携帯も使用できるので、わざわざ談話室に行く必要がありません。
その点、6人部屋は携帯禁止だったので、電話をする時等は談話室に行く必要があります。もしかしたら、面会も談話室だったとか?
その辺はよくわかりませんが、位置把握の為に1度覗きに行っ時、患者さんと面会に来た方が話しているのを何組か見かけました。
あと、私がこの部屋を利用したのは、体重を測りに行った時くらいです。

談話室の隣がSCU専用の食堂でした。
食堂には1週間のメニューが張り出されていて、動ける人はここで食事を取っていたようです。私は、退院当日までベッドで食事していましたが…。
その食事ですが、SCUに移ってからメニューが選べるようになりました。
朝・昼・夕とも、AとBの食事があって、朝食の時に翌日の3食分の献立を選びます。紙に献立が書いてあって、AかBに◯をつければ、翌日は自分の選んだ献立の物が用意されます。
昼と夕は両方とも殆どがご飯ものでしたが、朝食はAがご飯もの、Bがパン食だったので、朝食はいつもBを選んでいました。しかし、土日は紙が来ないので、日曜と月曜は選ぶことが出来ませんでした。
病院食って「不味い」というイメージがありますが、T病院の食事は結構美味しかったので、全然嫌じゃありませんでした。
特に、朝食のパンは美味しかったなぁ…。普段、食べられないレーズンパンが食べられたんですから…。

お風呂は、入れるようになってくると、看護師さんがスケジュールを立ててくれます。
1人30分で、ナースステーションにあるホワイトボードに、何時から誰が入るかが記入されます。
広さは結構あって、看護師さんが2人ついても余裕があるくらいです。シャワーが2台、湯舟もありますが、使ったのはシャワーだけでした。
私がお風呂に入りだしたのは個室に入ってからですが、2日に1回入っていました。でも、30分って超短い。頭はそ~っと洗わないと痛いし、足元もおぼつかないので、30分なんてあっという間に経ってしまいます。

トイレは車いす用と普通用があり、看護師さん常駐の部屋の患者さんと6人部屋の患者さんと面会者が使用していた思います。看護師さんが使っていたかどうかはわかりません。他にトイレは見当たらなかったけど、どうなんだろう…。看護師さんが使っているのは見たことありませんでしたが…。
トイレから出ると洗面台は男女共有で、学校みたいに蛇口が並んだ長い仕様になっていました。脇に棚があり、ドライヤーも置いてあるので、洗髪後、髪を乾かしたい時はここに来ます。


大体、こんなものでしょうか。
次回はこのSCUに移ってからのことをお話したいと思います。



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最初に入った病室はICU [病室]

入院中、最初はICUという病棟にいて、後にSCUという病棟へ移りました。
ICUとはIntensive Care Unitの略で、日本語では集中治療室と言います。
調べればわかると思いますが、簡単に言えば、重篤な患者に対して24時間体制で高度な医療や看護を行うことを目的とした施設です。

今回は、私が入院していた病院のICUについて話したいと思います。
私がICUにいる間、母は毎日通っていたのですが、病室に辿り着くまでが大変だと言っていました。
まず、病棟の入り口でインターホンを押して、中に入れて貰います。次に、病室に入る前に看護師さんを呼び出し、手を洗って消毒してから漸く病室に入れて貰えます。
その時のドアの開閉は全て足でやると言っていました。踏むところがあって、そこを踏むとドアが開くようになっているそうです。

中は広い空間になっていて、中央に集められたデスクにはPCが何台も置いてあり、そこで看護師さんが作業をしていたと言っていました。かなりの人数がいたそうです。
壁際には、カーテンで仕切られたベッドが結構な数並んでいて、奥に個室が2部屋あり、私はその1室に入っていたそうです。
面会に来ると、開いていたカーテンが全て閉められ、他の患者さんは見えないようになっていたと言っていました。

個室は長方形で奥に長い形になっており、窓はありませんでした。入り口にはドアがなく、誰かが面会に来る時だけカーテンを引くという形になっていました。
普段、カーテンは開いたままなのですが、私の位置からは看護師さんの姿は見えなかったので、入り口の先がどうなっているかはわかりませんでした。そんなに広い空間があったことも、大勢の看護師さんがいたことも知りませんでした。
広さはそれ程広くはなく、ベッドが中央にあって、頭が奥側。私の左手側には機材が沢山置いてあり、面会は右手側からのみ。ベッドのリクライニングも勝手にやらないで欲しいとの指示があったそうです。
因みに、ベッドは広かったです。セミダブルくらいの広さがあったのではないかと思います。広い方が看護するのにやりやすい為?
その辺は定かではありませんが、SCUに移った時にベッドが狭くなってビックリしたのを覚えています。

個室は2部屋とも同じ作りになっていて、静かで空調の音だけが聞こえていました。
何で2部屋ともわかるかというと、8月20日にはその1室にいて、手術後の21日には隣の部屋に移動していたからです。
移動したことに私は全く気付かなかったのですが、後に母が教えてくれました。


次回は、手術後、私がどういう状態だったかと、ICUでどう過ごしていたかを話したいと思います。



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